野村行政書士事務所

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【会社設立】初めての商号

トヨタ、スバル、アマゾン

 

知らない人がいないと言っても過言ではない企業ですが、日本における正式な会社名をご存知ですか?

 

トヨタ自動車株式会社、株式会社SUBARU、アマゾンジャパン合同会社

 

いずれも世界的な企業ですが、日本においては会社法によって会社名(商号)の付け方には決まりがあります。

 

(商号)
第六条  会社は、その名称を商号とする。
2  会社は、株式会社、合名会社、合資会社又は合同会社の種類に従い、それぞれその商号中に株式会社、合名会社、合資会社又は合同会社という文字を用いなければならない。
3  会社は、その商号中に、他の種類の会社であると誤認されるおそれのある文字を用いてはならない。

 

現在、日本で設立できる会社の種類には、「株式会社」「合名会社」「合資会社」「合同会社」があります。

当事務所でも、当事務所の開設から現在まで、月に1,2件の会社設立手続のご依頼をいただきます。

そんな中、先日、当事務所にご依頼いただいた株式会社設立手続において、当事務所始まって以来、初めての商号がありました。

 

商 号 : A株式会社B  C合同会社D

 

今まで、株式会社の設立ならば、「A株式会社」又は「株式会社A」のように「株式会社」の文言を前か後につける会社だけでした。

今回の商号は、株式会社が真ん中にあるパターンです。初めてのパターンだったので、すぐに調べました。

会社法では、上記の抜粋を見て頂くとお分かりになるように、”商号中に会社の種類の文字を用いなければならない”と記載されているだけで、前か後ろとは書いていません。

法務局にも確認したところ、やはり真ん中でもOKとのことでした。

 

当事務所の、会社の種類の文言は前か後という従来の認識を覆す、新たな発見となりました。

他の業務でもこういうことってありそうですね。

いい勉強になりました。